ガラス&道路越しの面会計画

介護のおはなし

まだまだコロナ禍真っただ中、父の入院報告を受け、
沖縄に転勤中の姉が一時帰省することになりました。

コロナ2年目の夏の終わりのことです。当然、病院に行っても面会はできません。
まだオンライン面会も整っていない時期でした。

父の病状はというと、少し動くと息が切れ切れになってしまい、
電話で会話することも苦しくなっていました。

しかし、姉のアイディアで、
病室から見えるところに車を止めて、そこから電話をしながら手を振ろうか!

ということになりました。それはいいね!となり、
姉が帰省する前日に私と母はロケハンへ。

どの位置からなら姿を見せることができるかな?と、病院の前やら駐車場をいったりきたり。
駐車場はガラガラで、どの位置にとめても豆粒くらいの私たちの姿は見えそうだなと確信。

母はなんだか楽しそうでした。「工夫次第で会ってるような感覚になるかもね♪」と。
でもその眼にはうっすら涙を浮かべてました。

豆粒大の姿に大粒の涙

ガラス&道路越しの面会当日は素晴らしい晴天。
澄み渡る青空。。。。!なんだかお祭りでも開催されるような高揚した気分で病院に向かいました。

病室の窓から、豆粒のようなこどもたち(私たちきょうだい)や、孫、
そして妻の姿を見ながらする電話。父の声は震えていました。なんなら嗚咽してました。

話したいことはたくさんあって、でも涙でなかなか話せなくて。
父の息も苦しそうで・・・

「何泣いてるの、まだあったかいうちに外で焼肉しようね!」
「コロナも落ち着いたら、みんなで沖縄に遊びにきてよ!」
と、こちらから一方的に話しまくっていました。

そして、小さな小さなかすれた声で
「 ありがとう、 でも  もう帰りなさい 」と、苦しそうに父が言いました。

ああ・・・立って、携帯を耳に当てて、外を見る・・・
それだけでも結構辛いんだろうな、、、、と、

ものすごくものすごく、後ろ髪をひかれながら、全員で実家に帰宅しました。
帰宅後、ちょっぴりしんみりしたもの・・・
姉が帰省したということで、親戚も呼んで決起回?という名目の宴会をしました。

親戚で集まってお酒を飲むことが大好きだった父。
今年の大みそかこそ、いつものように一緒にみんなで大騒ぎしようね!と、
酔っぱらいながら再度父に電話し、姉も帰省を約束していました。

入院の備えで後悔していること


コロナで面会はおろか、食べ物の差入れもできませんでした。できるのは洗濯物の交換のみ・・・
どんな生活をしていたのかなぁと想像しますが、きっとテレビを一日中みるしかなかったんだろうなぁと思います。

父は右半身が不自由ながらも、パソコン操作はできました。
元々は右利きでしたが、もう不自由歴も20年にもなると左手が立派な利き腕です。

今思えば、パソコンとルーターを持っていってあげていたらなぁとおもいます。
あと、タブレット。

スマホは片手では操作が難しい、と、ガラケーしかもっておらず、
メールやLINEもしない派でした。
でも、タブレットなら、きちんとケースにいれて立てて使えば
片手が不自由でも使うことができたのではないかなぁと・・・。

大好きな囲碁や将棋のアプリをいれてあげたタブレットの差入れをしてあげれてたらなと後悔です。
(操作ができたかどうかは不明ですが・・・)

あとは、フォトフレーム!!!
昔のデジタルフォトフレームってSDカードにいれた画像を映し出すだけというものだったはずなのに
最新のものだと、スマホから写真を送ってそれを映し出すことができることを知りました!
(結構前からなの・・?)
アプリで写真をシェア・・・なぁんて、スマホ持たない父にはハードル高かったですが、
フォトフレームを飾っておけば勝手に写真を映し出してくれるだなんてなんという便利さ!
・・・あの頃の私に教えてあげたかったです。

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