アルコール経ちと年末年始

介護のおはなし

両親同時入院、そして退院・再会から約1か月。
相変わらず喜怒哀楽が乱高下しながらも楽しそうに過ごす母と
相変わらず少しの動作で息切れしてしまう父。
そしてふたりともちょっぴりボケボケした、いわゆる「老老介護」な生活。
お互いがお互いの苦手としている部分をカバーしあいながら?、
いつもと変わらぬ日々を過ごしていたとのことでしたが・・・

1つ、生活に変化がありました。
父がお酒を飲めなくなったことです。

色々な薬を飲んでいて、その影響で血糖値があがり、インスリン注射がかかせなくなったとのこと。

・・・毎晩の晩酌をとても楽しみにしていた父。
脳梗塞で倒れた時も、
心臓の手術をしたときも、
退院してからすぐに晩酌を再開できていたのに・・・我慢している姿を見るのもかわいそうでした。

クリスマスは突然に

二人ともちょっぴり忘れっぽく、ちょっぴり怒りっぽい。
それはそれでほほえましい・・・?なんて思いながらあっという間に年末に突入。。。。

12月25日が土曜日なこともあり、
実家で3世代でクリスマスパーティーでもしようかー♪なんて呑気に話していたのもつかの間、
クリスマス直前の12月22日、再び父は入院することになってしまいました。
肺が真っ白になってしまっている・・・と。涙


入院予定は1か月間。
・・・ようやく年末年始を家族で過ごすことができると思ったのに、、、涙

どうにか1週間・・・いや、3日間だけでも外泊できませんか?と病院に懇願。
しかし、病院からの回答は「点滴がはずせないからそれは難しい」という回答でした。

そうして始まる母の一人暮らし。
着信の回数は増え、
時には涙ながらに「お父さんがかわいそう」と訴え、
時には激おこしながら「入院だなんておかしい!!!お父さんは元気なのに!だまされている!」

・・・そんな日々が続きました。

おばあさんと猫のクリスマス。猫にはささみをプレゼントしたそうです。

大晦日、送迎事件

「一族全員酒飲み」 と言っても過言ではないくらい、親戚中すべての大人がお酒が大好き。
唯一!ほんとうに唯一飲めないのが姉の旦那さん。
姉夫婦は結婚当初からずー-っと単身赴任という、「別居婚」だったので、
親戚なのかなんなのかもわからないですが(失礼)、親族で唯一お酒が飲めない人なのです。

大晦日、父不在ながらも親族で大晦日の集いをしたのですが・・・
そこで母がこの先永遠にひっぱり続ける事件が起きます。「姉旦那・送迎事件」です。

姉の旦那さんがお酒を飲まない人なので、
飲酒をする叔母夫婦(父の姉、その夫)を家まで送っていくことが割と毎年定番だったのですが

母がいきなり

「なんで娘の旦那にわざわざタクシー運転手みないなことをさせるのか!!!」

と、もんのっっすごい剣幕で怒ったのです。

そんな様子に驚きましたが、毎年のことだった&外は吹雪いており、
ホンモノのタクシーも来なさそうなので、いつも通り姉旦那が送っていくことに・・・・
(叔母はすごく遠慮していましたが、、、、天気が天気だったのでお願いしました・・・)

送っている間中、
母はぶつぶつと「なんでタクシーのようにこき使ってんのよ!!」と怒りをあらわにしていました。

なんこれ?
なんでこんなことでこんなに怒ってんの???わけわからん・・・

と、こどもたちは目がテン。。。。

姉も「あの人(旦那)は運転が好きなんだから全然いいんだよ~」となだめますが、
「でもおかしいでしょ?なぜあんな当然のような顔をして送らせようとするの?信じられない!」

と、止まりません・・・・><

このことが、母には大事件のように感じたようで、
新年になってもことあるごとに(ないときも)
「姪っ子の旦那をタクシーのように使う義理の姉」という歪んだ怒りが母に付きまとうのでした・・・

なんなら毎年「おねーちゃんの旦那さんに送ってもらいなよ♪☆」って率先して言ってたよね・・・

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