喜怒哀楽が激しくなるのも認知症なの?

介護のおはなし

もともと明るい性格の母でしたが、妙にハイテンションな時がありました。
妙に明るく振舞い、妙に笑って、妙に声がデカい。。。。

あれ?耳が悪くなってきたからなのかなぁ・・・?なんて思いましたが、
小さな声で話しかけてもヨユーで返答が返ってきます。

もしかして、次々に降りかかる(発掘する)不安要素を跳ね飛ばすためにそうなっているのかな?
なんて勝手に解釈することにしました。(そいういうときってあるよね。と。)

コロナの感染者や死亡者が増えるたびに、大丈夫なのかと電話がきて、
コロナの怖さを滾々と語られる・・・・。

怖い怖いといいながら、娘の私には諭すように
「それでもコロナとともに生きていかなきゃいけないんだから、
がんばっていこうね!ねっ!明るくいこうね!!!」

と。なんだか自分に言い聞かせるように。

独特な口調が強くなり、妙な雰囲気だなぁ・・・と思いつつも、
暴言を浴びせられたりするよりはいいか‥?なんて思っていたと思います。

父の持病が悪化、比例するように母の状況も悪化

ハイテンション時々暴言を吐く母。そしてもの静かな父。老猫。3人の変わらぬ生活が続いてましたが、ある時、父が患っていた病気が悪化しました。
間質性肺炎という難病です。呼吸がとても浅くなっていって、トイレに立つのも苦しい、と。

息苦しいのは辛いな…かわいそうだな…
でも・・・・そんな病気患ってたんかーい!とツッコミました。
知らされていなかったんです涙
(コロナ2年目にして間質性肺炎歴8年目、みたいな。そして娘は初耳。おぉう・・・・)

コロナでいうところの「基礎疾患をお持ちの方」かつ、肺の病気なもので、ものーすごく気を付けなければいけない状況だったとのこと。

急速に悪くなっていく病気…詳しくは今は割愛します



なるほど。初めて理解しました、執拗にコロナを怖がっていた理由を…
詳しい病状はおいておいて、・・・一気に進行してしまったので入院することになりました。
もちろん母は、心配で心配でたまりません。
不安で不安でたまりません。

それでも明るく元気に過ごさなきゃ。。。!という思いが、
さらにテンションをあげていきます。

そして、暴言・テンションアップに加え、悲観意識スイッチがよく入るようになりました。

悲劇のヒロインモード発動

喜・怒・哀・楽

「哀」の登場です。(喜、もあったのかな・・・あまり気づけなかったな・・・)


父が入院している間、母は猫と二人暮らし。
きっと、ぼーっと考え事をする時間が増えたのでしょう、
頻繁に電話がかかってくるように。

14歳の老猫。たしかに昔よりも遊ぶ回数は減ったし、寝ている時間が多くなったものの
毛並みも良く、足どりもしっかりしているし、食欲もあった。
なので、まだ数年は元気でいるものだとおもっていたけれど、
父の入院で、お世話の対象が猫しかいなくなったことで淋しくて、観察する時間が増えたのでしょう。

そして、猫のことを思い、涙を流すようになったのです。
「もう天国に行く準備をしているのかも。。。」(めっちゃ元気だよ)
「死に場所を探しているのかしら。。。」(や、さっき押し入れで寝てたよ?)
「大地震がきたらね、窓をあけて逃がしてやるんだ…私はがれきの下だろうから…」
(がれきの下にいらた窓あけれなくね?)

などなど。
まだ見えても隠れもしていない猫の死期を考えるようになり、
そのたびに涙を流す・・・・

そしてそんな電話が勤務時間中や就寝後にくる・・・なんともなんともな時間です汗

無理もない老猫だし、
父もいなくて淋しいのはわかるんですが、

わりとどんなことがあっても涙を流さない母が、
ピンピンしている猫のことを心配して涙を。。。。!と、少し衝撃でありながらも

同じ心配ならば、父の心配を。。。。なんても思ってしまいました。
でもでも、心配が増えるたびに、母の喜怒哀楽が激しくなっていくので、
いらぬ心配までしてくれるな・・・・ 
そして、電話をする時間を考えてオクレ!!!!涙  が本音でした。

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