再開した夫婦、再スタート

介護のおはなし

父母ともに1か月ずつの入院を終え、実家にて再開。
時間差で退院しても、言うことはいっしょ

「やっぱり家はいいねぇ~~」

そうだよね、面会も差入れもなければ、
お隣さんともお話ししたらダメなら本当に窮屈な入院生活だったよね。。。

ということで、
お酒大好きファミリーな私たちは、ささやかな退院祝いをすることに。

やっぱりこうしてみんなでワイワイお酒を飲むって・・・・いいよね!!!

とても楽しいひとときでした。

父、まだこの時はお酒飲めたなぁ・・・

入院生活で一気に落ちた筋肉・気力・体力

ひと月の入院生活で、父・母ともに、すっかり筋肉が衰えてしまいました。
トイレに立つのもゆっくりゆっくり・・・
作業ものろのろ。食べるのもトロトロ。
こんなにも衰えるものなんだなぁーとしみじみ。
でも、日常を取り戻していけば、どんどん回復していくものだと信じていました。

しかし、父は何をするにもすぐに息があがってしまい、
これまでは体が不自由ながらも日課にしていた散歩もいかなくなり、すっかり出不精に。
トイレに行くのもつらくなってきたのか、
大人用紙パンツを自らはく選択をしていました・・・
(脳梗塞で倒れたときは頑なに拒否していたのに!)

紅葉の時期だったので、
◎◎の紅葉を見に行こうよ、
秋の味覚の◎◎を食べに行こうよ

と誘ったところで、全部NO!
とにかくお出かけするのがしんどい、、、そんなかんじでした。

そんな様子を母が見てイライラ。
「こんなんじゃ歩けなくなる」
「どんどんおなかが出て行っていてみっともない!」
などと文句タラタラ・・・

しかし、私がこどもたちと登山している様子の写真をみせると、
とてもうれしそうに、楽しそうにしていました。

コロナ2年目頃、株価があがったときありましたよね

紅葉ドライブへ出発! ~最後のドライブ~


仕事がお休みかつ、秋晴れの日、
兄夫婦が子供たちを預かってくれることになりました。

お蕎麦が大好きな父に
「お山のふもとに美味いお蕎麦屋さんがあるんだって!」と、
人参ぶら下げて誘ってみたら、なんとまぁ珍しく、「行く」と。

大成功!お蕎麦屋さん、ありがとう!

父が食いついたお蕎麦屋さん。今は母との行きつけです。


というわけで、両親+私で近くのお山へドライブに行くことに☆

何年ぶりだろうか、両親を車に乗せて車を運転するのは。。。
最近は<片方を乗せて、片方の入院先へ>・・・・ということが続いていたので
レジャーに出かけられる日が来るなんて思ってもみなかったです。

実家から車で約15分のお山、
そのお山は子供の時によく家族でスキーをしにきていた思い出の場所。

紅葉がとてもきれいで、素晴らしくて。
景色の美しさで泣くタイプの人間ではないのに、
なんだか涙がでてきました・・が、なんとか悟られぬようごまかしました。


父の体調が芳しくなく、頂上まで行くロープウェイには乗れませんでしたが、
山麓のビューポイントで写真を撮ろうという誘いにはのってくれました。
父は車を降りることをめんどうくさがりながらも、外にでたときには
「うん、気持ちいいね」と、景色と澄んだ空気を堪能しており
母もとてもニコニコしながら「来てよかったね、お父さん♡」と、嬉しそうでした。


帰り、お蕎麦屋さんに行く体力が残っていないということで、
約1時間半のドライブが終了、
実家でお茶をのんで解散しました。


2021年10月、紅葉の中でほほ笑む両親の写真。
これが私のスマホのメモリーの両親揃っての最後の写真になることとは
この時はまだ思ってもいませんでした。

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