今まで聞いたこともない言葉に耳を疑いました。喧嘩を見たことが何度かありましたが、
決して汚い言葉は使わず、わりと冷静に話しをするタイプだったので
「グズ」
はとても衝撃でした涙
父はそんな言葉をかけられても、
怒ることも、落ち込むような様子を見せることもなく、
自分の部屋に入って行ってしまいました。
ただ、私もこの時は<たまたま母のご機嫌が悪かったのかなぁ・・・?>位にしか思っておらず
あまり気に留めることなく、その後も何事もなかったようにふるまっていました。
でも今思えば、この「グズ」が、母の認知症のはじまりのサインだったのかもしれません。
暴言の矛先が増える(嫁へ)
コロナ禍だったこともあり、私は実家に顔を出す頻度を上げられませんでしたが
両親と同じマンションの別棟に住む兄夫婦が頻繁に様子をみにいってくれてました。
兄によると、
母の父へ向けた暴言の回数がちょー-っとずつ、
でも確実に増えているとのこと。
そしてそれは、兄の奥さん(以下、兄嫁)へも広がっているということを聞きました・・・汗
兄嫁は明るく&優しく、母もかなり心を許していてすごく良い関係でした。(私も兄嫁が大好きです)
そして、兄嫁は看護師で、脳梗塞の後遺症の残る父の面倒をとてもよく見てくれていました。
なのに。
母から理不尽な言葉や嫌味を投げかけられている・・・と。
あんなに良くしてくれている兄嫁に?暴言だ・・と・・・?
と、私はにわかに信じられませんでした。
(兄嫁が妊娠中だったため、精神的不安定で被害妄想的になっているのかも?とすら思いました…)
父への暴言。
嫁への暴言(嫌味)。。。
あの明るかった母が・・・・。
うーん・・・。
コロナを異様に恐れていたので、そのストレスからきているのかな?
年寄りのイジワルってやつなのかな・・・?
なんだか悲しくなりました。少し怒りも覚えるくらいに。
それでも、ご機嫌のいい時?普段?は、
訪問してくれた嫁への感謝の言葉や褒める言葉をたくさんかけていたようでした。
なので、兄嫁への暴言も、「年寄りの小言」のような感覚なのかなぁと思い、
まだまだこの時は認知症の「に」の字もよぎってませんでした。
暴言の矛先がさらに増える(義理の姉夫婦へ)
実家から徒歩圏内に、父のお姉さん夫婦(私の叔母・叔父)が住んでいます。
両親との関係性も良く、一緒に4人で旅行をしたり食事をしたりする仲です。
叔母叔父には子どもがいなかったので
姪・甥にあたる私たちきょうだいにはとても良くしてくれていて
行事があれば一緒にお酒を飲んだり・・・と親しい間柄です。
兄によると、嫁への暴言が出始めたころ、
義理のお姉さん夫婦へも向けられはじめたとのこと・・・・
特に叔母にあたる義理のお姉さんには何かにつけて突っかかっていたようでした。
私は直接その暴言を聞いたことはなかったのですが
母からの電話などでたまに、叔母の悪口?陰口?を聞くようになりました。
しかも、過去の、<若かりし頃>の記憶をひっぱり出してまで汗
話しを合わせるのもなんだかバカバカしいと感じてしまっていたので
「そんな過去の話をいわれても私にはわからないよ」
「今更そんな陰口たたいて・・・なんか他に原因があるんじゃない?」
などと切り替えてしてしまってました。
今思えば、この言い方はダメだったんですよねぇ・・・
<認知症患者への対応の仕方>を知っていれば、こんなことも言っていなかったのに。
しかし振り返ってもこの時の私には届かず。
当然のごとく
「あんたは私の言うことではなく、義理姉の肩を持つのね!!!!」と激高。。。。
それでも私は母が認知症に片足を突っ込んでいるとは夢にも思っていなかったのです。。。。
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